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ICQ履歴 2001/3/13
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XERE
さて、命在るカタチ、おわりましたね。

クラウル
終わったね。……もっとも、反省点は随分と多そうだけどね……。

XERE
確かにネ

クラウル
えっと……君の考えた原作からは随分ズレたんだっけ?

XERE
そうなんだよね。だからリテイクするとか言う話になった。

クラウル
リテイク……うん、そうだったね。あとさ、別の話を書くかもって話もしたよね、ファンタジーで。

XERE
そうだね。

クラウル
うーん……あれかな、『命在る――』がある意味で失敗した(――かどうか分からないけどさ)理由って、僕ら二人の作品への指向性っていうか、そういうのが少しズレてたからっていうのもあると思うんだけど。

XERE
それは多分大きいけれど、お互いがお互いの作風に歩み寄る努力というのが足らなかった所為もあると思う。

クラウル
あー……確かにそうかも。僕なんかは、(担任の先生から)唯我独尊な風があるって指摘を受けたコトもあるし、そういう面があったのもかな……。

XERE
それはやはり今後の反省に生かさねばならないよね。まあそれで、表記法の統一という観点から僕らの小説の書き方、こんなのをアップしてみたんだけど。

クラウル
こんなの考えてたんだね。僕はあんまり、書き方とか気にしてなかったような…
いや、全くってわけじゃないけどさ。

XERE
大事なことだとおもうよ。

クラウル
――大事なコトかもしれないけど、こういうもんだって定義するような代物でもないと思うんだけどね……そりゃ、統一する必要はあるにしても……うーん……この話、ここでやると長くなりそうだ(笑)

XERE
定義しなければ、合作のときはばらばらになってしまう。

クラウル
まあ、別にいいけどね。
キッチリ全部決めてから書くのって、息苦しい感じだなぁ。仕方ないことだろうけど。

XERE
まあそれを厳密に守れ、と言うわけではないけれど、指針のようなものだよ。

クラウル
――もっとも、最低限のルールってのはあるけどね。
それくらい守っておかないと、自由じゃ済まない。
―ちょっと、話題変えようぜ。

XERE
君さ、作中でお気に入りのキャラとかいる?

XERE
まあ、文章を書くということは、日本語を守るか、斬新な手法をとるかというどっちかのスタンスがあるんだよね。キャラについては、やっぱり未羅かな

クラウル
へぇ……確かにね、設定話し合った時も、気合の入り方が違ってたしねぇ(笑)
僕はあれかな、三枝と沙耶の二人かな。未羅と柄咲がの次くらい……。
作中で、書く側の当初の思惑を外れて動くようになったキャラって、なんだか愛着が出るね。

XERE
それはいいけど、未羅と柄咲はやはりヒロインだからね

クラウル
ヒーローヒロインだから好きってんじゃないんだよ、僕の場合はさ。
無論ながら、主人公が嫌いだったら話は書けないさ。

XERE
まあもちろん三枝や他のキャラクターも大事だけど、
クラウル君は何の為に小説を書いているか、だよ

クラウル
何の為に――って訊かれても少し困るな。
物語を書くのが好きで、書きたいものがあるから書いてる。今はね。
……って、どうしてそういう重い方向に話をもってっちゃうのかなぁ?(笑)

XERE
いや、軽く終わらせたくない。やはり大事なことだからさ。それによっては合作と言う行為自体が無意味になってしまうから…


クラウル
んー……(汗)……じゃあさ、反駁しよう。XERE
君はどうして小説書くのでしょう?

XERE
俺は、人を楽しませようとして書く場合と、自分の思想を表現する為に書く場合とがある。命在る―は前者のスタンスを取った……はずだったのだが、どちらにせよ思想なしでは書けない部分とかもあるからね。後になって考えると、独り善がりな部分がおおかった。

クラウル
んー、成程成程。
僕の場合はアレかな。まず自分が書きたいものを書く。
但し、独り善がりにならず、見る人が楽しめる事を前提として。でもって、先ず自分で納得できるものを書きたいと思う、楽しんでもらえれば最高。人に楽しんでもらいたいっていうのは無論あるけどね……。
……思想云々に関してはさ、難しいけど、前に出しちゃだめなんだろうね。作者の影が見え隠れしたらダメって事かな? ま、独り善がりとメッセージとは、紙一重の差ではあるんだろうけどね。

XERE
つまりそのあたりの取り組みが違うから、作風が異なってくる。ってことかな

クラウル
さぁてね、その辺は、先述した指向性の差だったんじゃないかな?
XERE君って元々SF寄りでこの話を書いてたんじゃないかと思うんだけど、僕の方は元々SFって呼べるようなものはあまり興味を示してこなかったから……。
せいぜい、スペースオペラとか、ガンダムみたいなロボット系とか、その程度。
だから、作品に対して求めるものっていうのか、指向が違ったんじゃないかと思うんだよ。XERE
君、どういう指向性で書こうとしてたか説明ぷりーず。

XERE
その認識は間違っていないけど、妥協してSFからずれてもいいと思っていた

クラウル
……そうなると、妥協が足りなかったのは僕の方って事か。

XERE
まあ妥協というか、何所まで妥協するかすらあまり話をしなかったと言うのはあるか。

クラウル
―そうかもね。元々、僕は作品にイレこんじゃうからなぁ、えらく迷惑かけたかな。
―今になって思い返すと、僕が指向してたのって、ヒューマンドラマもどきっていうか、そういう代物かな。或いは主人公の成長を書くってやつ。
時代背景とか、メカ設定とかはただの副産物。スパイスであってそれ以上じゃなかった。

XERE
ちょっと話がそれた。それで、命在るカタチ、全編よみかえしてみた?

クラウル
ちまちま、ね。完結前に、一〜十話は読み返したことががる。ちょっと今はWA2ndIGINITIONやったりして…
あと、自HPの不定期連載小説書いたり……

XERE
今後はやはり自分独自の作品を書いていったほうがいいのかな?

クラウル
さぁ……どうなのかな?
判然とはしないけど、僕の場合、こんな事でもなければSF……或いはSFチックな作品は書かなかった。能力はあったにしても、ファンタジーの一環としてしかかかなかったし、これからもそうだったろうね。

クラウル
幅が広がったかはさておき、経験としてはよかったんじゃないかと思うって事。
―素直な提案としては、XERE君、一回自分で小説書いてみるのもいいかもよ。少なくとも自信はかなりつく。
今回のことで、物語を完結させるって経験はしたワケだしさ。

XERE
それはそうだねえ。今後は。

クラウル
結局――うーん……合作は難しい、という事が露呈したね。
やっぱり嗜好が似てても、指向は随分異なってましたから。
たとえば、XERE君が『SF書こう!』って言って、僕がついていくには限界があると思う。ファンタジーを書くにしても、多分見てる世界は少しずつずれてると思う。
―恐らく、この辺が妥協してないところなんだろう。


XERE
まあ一度こうして合作をしてみていろいろと遠隔地でやることには限界があるということが露呈したから、今後合作をするかどうかってのは、また別だね。

クラウル
―やるにせよやらないにせよ、充電期間は必須だと思う。
アイディアが無数にあるとしても、それを形にできなければ意味が無い。
僕の場合、最初とラスト、あとは書きたいシーンが幾つか決まって、物語の大筋が出来あがるまではあまり書かない。見切り発車して結局すぐに詰まった作品とか、アップしてないだけで実は沢山あるんだ。
合作さ、ファンタジーっぽいのだけでも、双方合わせて三つ出てたよね、案。
けどさ、いざ書いてみて書ききれるのって、可能性としちゃ一つっきゃないと思うんだよ。
君が案出した、『ビバップ』みたいな話ってやつ。

XERE
うん。

クラウル
そう。君が出したもう一つの話は、帰結点が見える前に何処か中盤で展開が難しくなるか……どうだろうね、やりようによっては使えるって感じだけどね。
僕が出したのは完璧にだめだ。君が言ったけど、合作で扱う意味が無い。僕一人で世界観が完結してるもんね。
ただ、最後がきまっていても、中盤どうする?って言ったらどうしようもない。通過点がまだ漠としすぎてる。これは問題だとおもうな。
……多分、今のままだったら『命在る――』の二の鉄を踏むだけだ。

XERE
そうだねぇ。
やはり物語がまだ歩き出していない感じがするね。
かといってここは俺が一人で決める部分でもないから。
それはそれこそ二人で考える部分だとおもう。


クラウル
―いい。もう話にケリをつけよう。長く話してるんだし。
暫くどうする? 執筆活動の方。

XERE
とりあえず、俺は書いてみるけど。
合作しなくても俺はやるとおもう

クラウル
そうだね、それでもいいと思うよ。
僕も――まあ、個人で書きつづけるよ、もう暫くは。
合作やろうっていうなら乗らないでもないけどね。少し充電期間をおきたい。

XERE
とりあえず、その”冒険もの”みたいな話をキミなりの世界をつくってみてくれ。
そんで二人で決めていこう。俺も考える。

クラウル
―そうだな、片手間になる恐れはあるが、やってみる。