命在る形---設定4/16

クラウル&ゼア合作「命在るカタチ−Life Exist Form」設定

■世界設定
 2000年以降の近未来において日本に起こった"シェアブレイク"(分益破壊)は日本に大きな改変と恐慌をもたらした。
 1ドル25円という劇的かつ大幅な円高。国内での輸出生産業の打撃はすさまじく、この国では誰も生産を行わなくなってしまった。
 同時に賃金水準や物価水準は劇的に下落。
 日本は次第に生産の国から研究の国へと移っていった。
 皮肉なことに、生産をやめ、大恐慌により消費は抑制され、廃棄物処理の進んだ結果、この国は自然を取り戻しつつある。

 それに加えて中国やオーストラリア・アジア各国の躍進。昔発展途上国と呼ばれた国は殆どが人が住まないジャングルか今は昔の日本のように際限なく消費と生産をする大国になっていた。
 もはや日本は先進国とは呼ばれなくなった。賃金水準及び物価が非常に下がっため多くの海外の大企業の人材部門や研究部門は優秀な頭脳を求めて日本に部門を置く様になった。アメリカは相変わらず世界一の超大国で、今はそれに中国が肩を並べている。この国はアメリカという大きな屋根と経済力をを失ったが、自由を手に入れた。第二次大戦前のような人々とのつながりが復活しつつある。

キャラクター

■登場人物 設定


涼野 柄咲 (すずみの つかさ)
年齢   17歳 高校2年
誕生日  9月20日生
身長   171センチメートル
体重   56キログラム

備考
癖毛で、髪の色は黒。前は結構残し、後ろは15日前に刈り上げた程度。母も父も健在でいたって普通の高校生。
何処か無気力で、自分が生きていてもどうしようもないとおもっている。だが死ぬ勇気もない。


月沢 未羅 (つきさわ みら)コードネーム『フェミニ』

年齢   15歳(推定)
誕生日  7月23日
身長   155センチ
体重    約74キログラム(重い)

備考
外見的にはかなりスリムで、髪は非常に黒に近いブラウン。肩あたりまでのストレートであるが先のほうは少し癖になっている。
目の色は黒、ただし黒目の部分は光の加減や光の色によって、はっきりシャボン玉の膜のような虹色が見える。


月沢 神持 (つきさわ しんじ)
年齢   35歳
誕生日  8月8日
身長   175センチ4ミリメートル

体重   60キログラム

備考
テクニカル・ライフ・ルーツ コーポレーションの長野中央研究所のヒューマンア−ティファクト(HA)形態研究部・HA研究開発部の主任。
未羅の父親役。性格は温厚だが時として激情をほとばしらせる事がある。TLRの社長とは少年時代の友達。

25歳の時、某工業大学の電子化を卒業後に一時渡米し、TLRに特待研究員として迎えられる。
その後のシェアブレイク後に日本に研究者として戻る。
完璧主義者…というほどではないが、理論重視タイプの人間。


月沢 明美 (つきさわ あけみ)
旧姓 冴益 明美(さえき あけみ)

すべての身体的データは不明
穏やかで、黒髪の美しい女性だったとされる。
彼女の文章の才能には一目置かれていたらしい。

備考
月沢神持の妻。未羅の開発が終わる2年前に死去。
感情生成部分の基礎となるロジック研究をした。
世間に明かされていないが実はHA-F160.A1から自分自身の精神的な変化などをを電気的に変換する機械を体内に埋め込み、そのデータを秘密に神持に提供していた。
未羅を開発するのに影で果たした功績と言うのは非常に大きいのだが、発祥していた子宮ガンが末期になってしまう。
未羅(HA-F160.B1)完成の日の目を見ることなく彼女は逝った。

ちなみに未羅のプログラムの上では母親は子供のころ交通事故に遭って死んだことになっている。
研究所では未羅にプログラムされた記憶と食い違いが生ぜぬように、アリバイ工作をしている。
月沢は未羅に現実には存在することのできなかった、娘の姿を重ねているのかもしれない…


新條 クリストファー(Christopher Sinjiyou)
年齢   38歳
誕生日  12月25日
身長   183センチ
体重   68キログラム

備考
テクニカル・ライフ・ルーツの最高権力責任者、兼、会長。
日系アメリカ人。愛称はクリス。幼年期を日本で過ごしたため、日本語がしゃべれる。

幼年期に月沢神持と親友だった。二人はSFが好きだった。
よく二人で”未羅のような”アンドロイドが、本当にいたらなぁ等と話していた。

クリスはある種の天才で(特に数学)、15歳でZETERAS(ザタース)工科大学に飛び級入学して人口生命研究科に所属する。
そこで世界最強のチェスのAIを打ち負かすロジックを完成させる。学校中の…野郎と思えば世界中のパソコンをネットで並列で接続して計算させたのだ。
母は日本人で父がアメリカ人。
父親は母親の名前を使った。すなわち、新條である。

母は8歳のときに自殺した。自殺を発見したのはほかならぬ彼であり、バスタブの中で手首を切って彼の母は死んでいた。原因は父が母につらくあたっていたり、不倫したりしていたからだという。(それ以外にもあるのか?父親と)そんなわけで父との対立は激しかった。 母の自殺後、父とともに渡米。

父親は自動車工業No1のジェネラル・オートマティック・カーのCEOであり、クリスが25歳の夏に交通事故で死亡した。
父の死亡後に後継ぎをして社名を『テクニカル・ライフ・ルーツ』に変更。
幼い頃からの夢である完璧な人間のようなロボット(アンドロイド)の実現にむけて人工知能の研究などを初める。

この頃神持が日本の某工業大学の電子科にいるのを知り、スカウト。
21世紀初頭に人間型とはほど遠いものの、メイドロボットHA-10をはじめて出荷。
先進国を中心に爆発的に売れ、TLRはパートナー・サポートメントロボット(いわゆる介護ロボット)のシェア90%を誇った。
内蔵部の解析に対するプロテクトの強固さから他社は製品をなかなかマネできなかった。
ブレイク・シェアが日本で起こり、日本に技術開発部門の中心を置く。

CEO:Central Executive Offer:最高権力責任者


冴木 京介 ウィンストン (Kyosuke Saeki Winston)

年齢   26歳
体重   52キログラム

備考

本社から派遣されてきた。目下の所は未羅の『監視者』として行動している。
どうも他人を小馬鹿にしているかのような感があり、行動も結構謎。いやなヤツ。
社長直属の部下で。社長との関係は、社長の父親に拾われたことだ。
だから新庄は社長に恩があるはずだが、長きにわたるスラム育ちのせいで、人を信用したことがない。


涼野柄也(すずみのからや)


柄咲の父親。

異常な若作り。ぬいぐるみ好きで、某大手ぬいぐるみメーカー勤務。
髭がなければ塚咲とあまり年が違わなく見えるくらいだ。


涼野美咲(すずみのみさき)


柄咲の母親。これまた若作り。

趣味は編物、内容はぬいぐるみ製作。ちょっと天然。
柄也からのプロポーズの内容は、
「毎日僕のためにぬいぐるみを作ってくれるかい?」で、
「毎日は無理ですよぉ〜」とボケられ、うやむやなうちに塚咲が出来ちゃって結婚。


三枝美紀(さえぐさみき)

柄咲及び未羅のクラスメート。
茶色みがかった髪をポニーテールにして、時々伊達眼鏡をかけている。
体格的にはすらっとした感じ。
一見すると知的っぽいが、話してみれば暴走娘。ジャーナリスト志願らしい。
明るく人あたりのいい性格なので、友人はかなり多い。
『真実は明らかになるものなのよっ!』が口癖。
案外マメな性格で、日記をつけていたりもする。
身長:164cm/体重:48kg

10
高岡杏里(たかおかあんり)

三枝と同じく、柄咲や未羅のクラスメート。サッカー部所属。
サラサラの黒髪に、愛嬌のある鳶色の瞳が特徴。中肉中背。
あっけっぴろげで傍から見ると能天気っぽい性格。
ナンパ好きで女好き。ロリコン疑惑有り。
身長:179cm/体重:67kg

11(仮?)
沙耶(牧原沙耶……まきはらさや)
リッコ(安藤律子……あんどうりつこ)
新藤直也(しんどうなおや)

三枝の日記内で書かれている人物。
牧原沙耶、及び安藤律子の両名は三枝の友人。
新藤直也は牧原沙耶の彼氏。


フェンリー ワン(Fenree Wang)(仮)

ネットでのハンドル Rezpレズフ 日本のゲームキャラクターの名前を無理矢理音字(いわゆる当て字にしたもの)
新しく作ったキャラクター。名前については、仮。中国人の名前が解らないから)将来、一人で「未羅」と同じようなプログラムを開発してしまうような天才少年。
新條が目を付け、スカウトする。ワンは未羅のデータを社内ネットで偶然発見。また、現実の未羅を目の当たりにする。
ある日ワンは自分の住んでいる寮のちかく、研究所の産業廃棄物一時保管庫行った。そこで、フェミニの初期型のデータ(と骨格模型)を発見してしまう。
好奇心のわいたワンは早速資料を基に、自分でそう言う物を作り始める。
ところが…そのデータはHA-160.A1の物であり、暴走の危険をはらんでいた。シミュレーション部分が完成してみると、それは数週間後に暴走した。完璧に狂ってしまったのである。原因を突き詰めていくと、それは以外にも別人格の影響であると判断した。「作ったと思っていたフェミニシリーズの人格の根本にあるもの」それは(月沢明美という)女の固定概念で、フェミニA1は単に、その概念から「自己を守るための自己破壊」を行ったに過ぎない。その人格が無ければフェミニは自我を確立できたはずだったが、固定概念(別人格)がそれをじゃましてしまったのだ。という事実を発見する。

ルートヴィグ マイク カーソル(Ludweg Mark Carsor) 
ネットでのハンドル Fenxフェンクス
新キャラクタ2
55歳くらい?もっと年上?電子機械工学の達人であり、新條の父のもと、同僚。
ある事件から世間を追われた。地下に埋められたスラムの巨大パイプの中で暮らしている。ネットでワンと知り合う。

 

未羅の詳細な設定

未羅はアンドロイドで、メイドロボットとしてテクニカル・ライフ・ルーツの日本の技術開発部門で「プロジェクトフェミニニティ」の中心として研究・開発された最新のバイオロボット。
思考倫理回路の設計とシミュレート実験が終わって初の実機として設計され、製造費用は125億円にも及ぶ。

「プロジェクト・フェミニニティ」の研究開発費用は累計9680億円をすでに突破する壮大なもので、「究極のアンドロイド」「完璧な女性らしい女性」「女性より女性」という目標の元開発されており、正式な研究期間は不明。
世界の中でもトップクラスの自動機械工業会社であるテクニカル・ライフ・ルーツが社運を賭けている、次世代の人工物に挑戦する非常に重要なファクターを担うプロジェクト。

後に女性人権保護団体、人権倫理協会などからの非難が相次ぐが、社会が高齢化するにつれ、このようなロボットの必要性は高まり、使用され、未羅のような存在も黙認されているのです。…中盤まではね。

メイドロボット「フェミニシリーズ」の概要
開発元:テクニカル ライフ−ルーツ ジャパン
Technical Life-Roots Japan Co.,LTD
プロジェクト名・開発コードネーム:
Project Femininity (プロジェクト フェミニニティ)※Femininity:女らしく
型番(Version No):HA-F160 シリーズ
型番の意味:Humanic Artifact-Female type 160

HA-F160シリーズの経歴
A(aborting)シリーズ
1: HA-F160.A0 コードネーム『パーティーション・ワン』
開発 A0(エーゼロ)は倫理思考回路のテスト用のシミュレータ。
初期 実際にはボディはなく、コンピュータシミュレーションで運用された。
実験後あるパターンにより暴走することが分かり、破棄される。

2: HA-F160.A1 コードネーム『パーティーション・トゥ』
A0に感情回路を組み込み改良したもの。
人間がすべて人格をプログラムするのを止め、多少の矛盾があっても
実在の人間の人格を利用するの実験モデル。
感情回路のサンプリング(元になったモデルの人)は明らかにされてはいないが実は月沢 明美が元になっている。しかし。A1もやはり暴走を起こすことがあり、不安定で使い物にならなかったので破棄される。
原因として決まりきった物事を初めから定義すること(考えが固まってしまい、例外が許されない)に問題があったようである。
ちなみに暴走は精神崩壊と言ってもよい。
自らの精神構造に破綻をきたし、正常な理解・行動が不可能になる事が確認されている。

3: HA-F160.A2 コードネーム『フラグメント・ファジーマインド』
今までの回路設計を切り捨て、新たな方式で思考・感情・倫理回路の仕様を変更。
知識の断片を組み込み、それを外部の状況によって関連・切り離しを行い、学習によって柔軟な環境への対応が可能になった。
欠点として、それでも長期におよぶ学習期間が必要なこと。
学習に失敗すると 性格や人格が破綻することがあげられる。
また、A2ではエモーション・エンジンや倫理回路も作り直してあり
あいまいな部分も組み込む(ファジー生成回路)ことでたとえ環境が同じでも判断が同じということが無くなった。
だがこれは同じA2・同じ特性をもつものを作れないということを示す。

なお。A2はあらゆるシミュレーションで最高の結果を示したこと。
しかし得意不得意な分野があることと、
学習開始からかなりの間は役立たずであることを付け加えておこう。
また、この頃から必然的にコンピュータシミュレーションでは計り知れない
問題をテストするために、ボディが必要になってきたのでさる

B(body)シリーズ
ボディを持つタイプの型番はBIO Electronics Robotバイオエレクトロニクスロボットの頭文字がつく。
ボディの設計。中にコンピュータは入っておらず、単にボディの設計をしたのみ。
高度な学習系をA2で採用したため、自力で動いて学習できる『ボディ』が必然的に
必要になり開発された。
そのボディは限りなく人間に近く、性器すらあるという凝りようだ。

4: BER-HA-F160.B1 コードネーム 『フェミニ』
この物語のヒロインである、未羅である。
初のボティを持つタイプであるために、多くのことを新しく設計した。
またこの頃未羅を単なるロボットからアンドロイド(人間に限りなく近いロボット)
として開発することが上層部(米国本社)正式に認可された。
未羅の倫理的な問題も含めてたくさんの問題が世界に波紋を広げるがそれはまだ先のこと。
未羅は正式にはバイオエレクトロニクスロボットといいう。ボディにバイオテクノロジーが採用されているからだ。
そのため開発コード 型番には先頭にBERがつく。

新開発部分
ボディを無意識下で制御するいわゆる自律神経回路・ソフトを設計。
自立行動モードをによる学習を主とするために現れる問題行動を防ぐために『例外』をプログラムできるようになっている。

例外としてプログラムされたもの。(初期)
◆1 『親』という存在のプログラム。
親の存在
親の存在は重要である。
親は自我に対して発言権を持つ。
初期の親は自己よりも絶対優位であり、尊敬すべき対象である
親はまた、ある程度行動を規制、制限、誘導することができる。
学習のときに手助けになる。「自我」が信頼できる人間として認識するため、人間関係を学ぶこともできる。

◆2 このような研究が外部に漏れないためのプロテクト。
このプロジェクトは極秘である。
そのため、たとえば『フェミニ』など極秘要綱に触れる単語は自分からは
(無意識下で)使えないようにプログラムされている。
具体的には短期記憶メモリからその部分を削除してしまう。
逆に、外部から極秘扱いの単語が入力された場合(聞こえる・見る)そのプロテクトは生活圏において無意識下で一時的に解除される。

◆3 未羅という名前。また、その名前が『親』によってもたらされたという事実。
フェミニというコードネーム/名前をきっかけとして『自分は人間である』
という、大前提・根底が崩れないよいうに。又、暴走しないようにとの配慮で
普通の名前が付けられた。名付けの親は月沢 神持。
未羅に親としてプログラムされた身であり、
実際開発に深くかかわっているために事実上の生みの親でもあるのだが・・・

◆4 『自分が人間である』というプログラム。
自立モードで動かした場合にどこまで人間のようになるかの観察・データ収集。
これは月沢 神持が感情プログラムを組む際にいかにまで人間に近づけられるかを試すため、未羅がロボットであるが故の引け目?を感じないように自分が人工物だという事実を隠蔽(マスク)したのである。

フェミニシリーズのエネルギーについて
作動エネルギーの補給と睡眠の関係
未羅が必要とするエネルギーは莫大なものだ。
体内では食物の消化から様々な、いわゆる燃料電池反応可能な物質を選別し、燃料電池反応を行っている。
睡眠中はその燃料電池反応も活発になる。
単に寝ていればエネルギーが得られるため、エネルギー不足になると眠気を感じる上によく寝るようにもなる。

初めて燃料電池が実用化されたのは、米国アポロ計画での宇宙船。エネルギー効率が高く、さらに宇宙生活での飲料水も作れる、画期的な発電システムとして登場しました。
理科の授業で水の電気分解の実験をしたことを覚えていますか? 燃料電池はその逆の反応で水素と酸素を原料として水と電気を生み出す発電システムです。
燃料電池は、車に積まれているバッテリーや乾電池のような電気をためる電池ではありません。燃料ガスと酸素(空気)を供給し続けることにより発電が継続する発電装置です。

燃料電池発電システムの主な特徴
大規模火力発電並みの高い発電効率
熱を利用することにより、総合効率は80%以上
NOxは5ppm以下、SOxはほぼ零と、大気汚染物質をほとんど排出しない。また、地球温暖化の原因となるCO2の発生量も少ない。
電気化学反応による静止型発電のため騒音・振動が少ない
多様な燃料を適用可能 (天然ガス、LPG、消化ガス、バイオガス、メタノール(メチルアルコール)、副生水素等)

燃料電池の環境性
排気中の環境負荷物質が少なく、地球環境保護に貢献します。
反応に伴う生成水を回収するため、水の自立運転が可能です。(通常運転時の補給水、排水はゼロ)
静止型発電のため、騒音が少なく、排気ガスもクリーンなため、都市部や住宅地域への設置に最適です。

東芝研究所の資料より抜粋

プログラムキー(十字架)について
テクニカル・ライフ・ルーツでは人間の様なロボットをずっと研究開発してきた。
その副産物としてメイド・ロボットを作って販売をしているのだ。
世間的にはメイドロボットを開発して、その副産物として未羅を作ったことに
するつもりだが、実は未羅的なアンドロイド研究・開発の副産物としての メイドロボットと言うほうが正しい。

未羅はテクニカルライフの社長であるクリストファーの夢でもあったからだ。

所詮はロボット・人工物に変わりは無いのだが現段階で、開発の方向性として、ロボットの自我を尊重する設計をとる。
HA-F160シリーズにに例外を定義したり機械としての機能を設定したり非・自立の使い方をしたり、バックアップをするには、十字架のアクセサリにカモフラージュした『キー』というものが必要なのだがこのプログラムキーを悪用するとF160シリーズををまったく無力なものにしてしまうこともできるので、キーを複製すること自体が不可能になっている。

原理は簡単で、接点も無く、外壁も「特殊なセラミックスを型に流し込んで固めて」あるので、はずすことができないのだ。仮にはずしても、その時点で壊れる事になっている。
アクセスは内部の磁石を外部の電磁石を使用して固有振動で動かすことにより行う。固有振動数はアクセスの度に、またアクセス中も常に変化する。
未羅の場合アクセスは寝ているときに行われる(気がつかれないために)

キーに記録されているものは、未羅の記憶の断片を記録したもので(あくまで断片的であり、意味をなさない 絵(情景)のようなもの)、未羅の本体との記憶を照合して、”フェミニが”同じであると認めた場合は、フェミニの調整や長期記憶も含むすべての情報を設定したり、バックアップできるモードになる。キー自体には固有振動数(開始)と記憶断片が記録されているほかに、フェミニの固体情報や癖とアクセス時点での短期記憶も保存されている。
記憶容量は800GBで蛍光体多重記録装置を使用している。

HAが暴走した場合は、キーに記録された情報がたとえ正しくても、それを”同じ”だとは認めない状態になることが考えられる。
そんな場合はフェミニを外部操作することが不可能になるのである。
また、度合いによっては、精神的ショックを受けたりすると、矛盾が発生して動作が停止してしまう可能性や精神崩壊を起こす可能性がある。
そのたに自分が人間であるという例外を定義し、アンドロイドであるという事実を完璧に隠蔽しなければならないのである。
キーについては本人に知られてはならない。
キーについて教えれば必然的にバイオエレクトロニクスロボットである事実を明かさねばならないからだ。

ちなみに、フェミニシリーズの、キーのエントリー用インターフェースは、首の後ろだ。

フェミニのバックアップについて
バックアップとは、フェミニシリーズのボディの交換、整備のために、フェミニが意識していない部分も含めて、長期記憶などを含む個体情報のすべてを大容量記憶媒体に対して、移動することである。バックアップ中、フェミニシリーズは機能停止をし、いわば「空っぽ」になる。
※普段コピーが許される限られた部分は短期記憶のみである。
短期記憶を人間がメモして残すのと同じようにフェミニも普段は短期記憶からは自由にコピーができる。

ボディについて

まず問題となったのはボディなどの材質や生理機能をどうするか。
要するに性器はあるのかないのか。排泄はするのかどうかということでこの仕様は結局『人間に限りなく近く』ということですべて人間と同じになった。
手間とコストはかかるが、そういう選択をしたため、たとえ素っ裸にしても人間と見分けがつかないだろう。
肌が紫外線にあたれば日焼けするし、新陳代謝もある。あったかいし、匂いはするし、汗もかく。臓器系もすべて人間とほぼ同じ役割をするものが作られている。エネルギー循環系の心臓。酸素摂取のための肺、ろ過分解のための腎臓、消化器系の胃、腸等すべてある。当然ながらミトコンドリアすら細胞にすんでいる。

だが水分と燃料成分以外は体から取り込まなくても生きてはゆける。
エタノールやアルコールを飲むことによって、かなり効率のよいエネルギー接種が可能
燃料分解により体内でエネルギーを燃料電池発電するのでそれだけでも生きていられる。
食物などから直にエネルギーを摂取することはできないが食物などを分解するときに代謝に必要な物質は補うことができる。
食物を分解してエネルギーにするためには長期の時間とコストと場所と巨大な設備が必要であり、 不可能だった。
が、食物をいったん胃液で分解してカタチを無くした後、必要物質を選択透過性の浸透圧膜(腸に張り付け)により吸収して燃料発電を行う。
燃料電池は化学反応の一種であるため、反応を止めることはできない。又その必要はない。

ただし、エネルギーが過剰にあまったとき、運動などによって発散しなければならないのは人間と同じである。

 

6話以降の展開
(ごめん、8話以降の設定、こっちの都合で直してみた。そちらにある設定と比較検討してみて欲しい)

7話:塚咲の朝。おもしろい日常。父親は体操マニア。
   未羅、訪ねてくる。

   新條社長来日 未羅、十字架もっていく。

8話:三枝の日記その1
   ファームデータをアップデートして、別人のようになった未羅を目の当たりにする。
   柄咲が未羅の正体を知る、と。

??話:月沢の話。 月沢と明美の青春時代を書く。
   (番外編みたいに書いた方が良いと思うな。本編はあくまで未羅と柄咲の話だと思うから…)

9話:別人様に社交的且つ明るい性格になった未羅、学校に復帰。
   三枝の日記その2
   学校では人気を博するも、三枝や高岡は困惑。柄咲は未羅を拒絶。
   また、一部の女子からは反感を買う事に。
   謎の人物より、東都TVディレクター、三枝道明(三枝の父親)に電話。
   『TLRの最新人間型ロボットの情報が知りたくないですか?』と。

10話:冴木、未羅の極秘情報を株主総会をジャックして公開する。 また、同日、マスコミ各社に資料を送りつける。
   未羅はこのままでは倫理的波紋を呼んでスクラップにされるかもしれない。
   月沢はそれに気がつき、未羅を旅に出させる。
   未羅、塚咲のところに行き、同行を求めるも、柄咲はそれを拒否。未羅は一人旅立つ。

11話:未羅の逃走劇。マスコミでは、冴木が流した情報が報道される。
    未羅や主用メンバーは皆、これを見る事になると思う。
    冴木の過去設定バラシ。
    …未羅の居ない学校にて。一同、寂しい感じの日常。
    三枝の日記その3

12話:重役会、臨時株主総会を開き、プロジェクト・フェミニニティの詳細を発表。
    量産計画を提示。
    冴木、行方不明。
    月沢にもう一度墓参りに行かせる…というのはどうだろう?

13話:時は一年すすみ。未羅と同系統の物は量産されている。
    未羅の逃走劇その2(或いは、未羅による説得劇)
    足などにアタッチメントがあり量産型は自分がロボットであるということを認識していて、
    どこか物悲しげに映る。
    彼女たちは介護などに使われ始め、専門知識が豊富なようにカスタマイズされたものなどは教員として
    学校に入ってくる。

14話:さらに一年。暴動が怒った。各界労働組合の暴動。量産機は性風俗業界などで使用される。各国の倫理協会から
    も非難GOGO。魔女狩りのごとく。アンドロイド狩りが始まる。
    クリストファー・新條は責任を取る形で辞任…となると思う。

15話:ついにアンドロイドを兵隊として使ったテロなどが始まる。販売から6年目のこと。
    塚咲は専門学校生になっていて、アメリカで発生したテロは鎮圧にNH降下爆雷を使用、町などに被害がでた。
    自体を重く見た国連は、「過剰に人間と同一な生理機能を持ったロボットおよびアンドロイドの製造および
    使用禁止」条例を策定。

エピローグ:
(舞台は、破棄された研究所を予定…)
『フェミニ』シリーズ販売より七年目。『フェミニ』シリーズはその99,67%が回収、廃棄されるに至った。
(この辺、文章で書くかどうかは不明)
未羅は研究所に戻ってくるも、そこにはもう誰にも居なかった。
不意に気配を感じて振り向くと、そこに一つの人影。

        ……そして、ハッピーエンド。


気が付いたことあったら書き加えてほしい